めまぐるしい進歩が続くIT業界

2017.05.09

ITエンジニアが必要な世の中

今の世の中は、パソコンやネットで簡単に情報を処理し、取得することができます。そのため、ITエンジニアの需要が高まっています。ITエンジニアとは、情報処理や情報通信などをする情報技術に関わる技術者のことを言います。ITエンジニアの業務内容は多岐にわたり、それぞれの専門分野によって細分化され常に人手不足と言われています。それでは、ITエンジニアにはどのような種類の仕事があるのでしょうか。

ITエンジニアには様々な種類がある

ITエンジニアは、クライアントからの案件やプロジェクトを遂行するために各ポジションを作り振り分けています。これらのポジションが一つの仕事に対しそれぞれ名前を持ち作業をしています。
まず、プロジェクトを遂行する責任者となるのがプロジェクトマネージャーです。プロジェクトマネージャーはPMとも呼ばれ、スケジュールの管理、調整、進歩の確認、対外交渉などのマネジメントをしています。
次は、システムを企画・設計・開発・運用するシステムエンジニアです。システムエンジニアはSEと呼ばれ、システムの開発、運用が主な仕事ですが、クライアントとの打ち合わせや提案をすることも多く、プロジェクトを正確に遂行させるためのマネジメント能力も必要です。
システムエンジニアの設計を元に、プログラミングするのがプログラマです。プログラマはPGと呼ばれ、設計や開発、テストなどプログラムの責任を持つプロフェッショナルです。
そして、プログラムのテスト工程を専門にするエンジニアがテスターです。ゲーム業界ではデバッカーと呼ばれ、開発したものを売り出す前に不具合やバグなどを確認する重要なポジションです。
クライアントからの要望を聞き、それを元に最適なシステムを構築、設計する人をITアーキテクトと言います。SEと仕事内容が重複する部分があるため、最近はSEやPMの人がこの仕事をすることが多くなってきています。
今はクラウドなどネットワークを多用して仕事をしている会社が多く、そのネットワークの設計、構築、管理、運用する仕事をしているのが、ネットワークエンジニアです。運用、監視エンジニアとも呼ばれ、ネットワークの設計、構築、サーバーとの連携ができるなど複数のスキルが必要です。
同じくデータベースシステムの構築、管理、運用する仕事をしているのがデータベースエンジニアです。DBエンジニアと呼ばれることがありますが、データベースのチューニングやスキーマの設計など専門的な知識と経験が必要になり、サーバー機器の構築やサーバーソフトの設定などを行うサーバーエンジニアの中に含まれることが多いです。
デバイスドライバの開発や、オペレーションシステムの移植を行う人をプラットフォームエンジニアと言います。ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、プラットフォームエンジニア、サーバーエンジニアをまとめてインフラエンジニアと呼ぶこともあります。
最後はリリース後の完成したシステムの運用、管理、サポートをするオペレーターです。オペレーターは、ヘルプデスクやサポートなどの仕事も含まれています。