今後の日本で必要不可欠な介護業界

2017.05.12

介護業界が必要不可欠な日本

今、日本は平均年齢が上がり高齢化社会になっています。高齢化が進むとお年寄りや身体が不自由な方の掃除、洗濯など身のまわりのお手伝いや食事、入浴、排泄、移動などの日常生活サポートが必要になるため介護業界の需要が高まります。介護職の活躍の場は、在宅介護されている自宅だけではなく、老人ホーム、デイサービス施設などたくさんあります。直接身体に触れる介護をする際には、介護職員初任者研修修了以上の資格が必要ですが、直接身体に触れる介護がなければ、無資格でも働くことは可能です。ではどんな仕事があるか、介護業界の仕事の種類を紹介します。

多岐にわたる介護業界の仕事

介護業界で一番良く聞く仕事はホームヘルパーなどの介護職です。これは介護職員初任者研修修了以上の資格が必要で、お年寄りや身体が不自由な方の身のまわりのお手伝いをする人です。介護職は介護の仕事に対する意欲やコミュニケーション力、知識と技術、責任感が必要とされます。
次に介護を受ける本人や家族と介護事業者の間に立ち、一人ひとりにあわせたケアプラン作成をするケアマネジャー（介護支援専門員）です。ケアマネジャーはサービスの作成から、それが適切に提供されているかなども定期的に見守るコーディネーターの役割もあり、資格が必要です。
介護サービスの利用者本人、家族の相談にのり、連動する機関との連絡や調整、手続きを行う人を生活相談員と言います。生活相談員には社会福祉士などの資格や、一定の介護経験が必要です。また、介護業界には老人ホームや介護サービスの入居、利用のための営業活動を行う営業職もあります。そのため介護業界にも管理職があり、主に老人ホームなどの施設長やホーム長、所長になります。事業所を取りまとめるのには介護の専門的知識や能力が必要で、サービス部分での配慮や工夫、スタッフの職場環境、人間関係への気遣いや調整など仕事は多岐にわたります。
この他にも、介護保険で利用者が負担する費用を計算し請求手続きを行い、国や自治体に対して介護報酬の請求をする介護事務職があります。介護事務職は、介護や医療の専門事務で、その分野の保険手続きに関する詳しい知識が必要となるデスクワーク業務になります。介護施設などでは、個室の清掃、食事の調理、配膳、ベッドメイキングや片付け、車での送迎などをする調理、清掃、リネン関係の仕事もあります。特に調理は、お年寄りの健康を考えバランス良い食事を栄養士と共に考え、食べやすい用に調理する工夫などが必要です。